大企業のメリット・デメリット【働いている人の本音】

どーもです。

ジロウです。

私は現在一部上場企業の中核子会社(商社)で働いています。会社の規模は「大企業」に属しており、働き始めて5年が経ちました。

大企業とはざっくりしていますが、中で働く人間としてメリット・デメリットを忖度なしでご紹介していきます。

・大企業へ就職や転職を考えている人
・大企業に興味がある人

大企業のメリット

給料が高い

平均給与 436万円(男性:540万円 女性:296万円)

中小企業(従業員300人未満)平均 430万円(男性:520万円 女性:310万円)

大企業(従業員1000人以上)平均 500万円(男性:630万円 女性:320万円)

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/pdf/001.pdf

大企業の方が平均給与が高く、男性の給与差が顕著に出ています。

多くの会社が年功序列なので、結果が残せていない・会社に居座っている人でもこの額をもらうことができます。

歩合制であれば頑張り次第で若いうちから結果を残せば高収入を期待できますが、年功序列は年次ベース上がっていくため、一律誰でも給与アップが望めます。

福利厚生が充実している

高い給料の他に福利厚生が充実している会社が多いです。

住宅手当、家族手当、社外の福利厚生サービス、会社独自の福利厚生など様々です。

代表的な住宅手当では、家賃の7割が会社負担となるため、家計への負担が非常に楽になります。

都内であれば、1Kの家賃負担で3DKくらいの家に住むこともできます。

住宅手当を活用し、会社から近い場所に住めば通勤時間を減らし暑苦しい通勤電車のストレスを減らすこともできます。

その他にもベネフィットステーションやリロクラブなどの福利厚生サービスもあり、レジャーや買い物などで割引が使えます。

株式会社リロクラブ

リロクラブは従業員満足度の向上と企業文化強化を実現する福利厚生サービスを提供します。約350万の福利厚生コンテンツと従業…

知名度がある

CMを打ち出し、歴史の長い会社であれば知名度も高いため、親を安心させたり、友人に自慢出来るのではないでしょうか。

別の側面で、知名度が高いことは非常にビジネスがやりやすい利点もあります。

それは、仮にあなたが経営者だとして、ある営業マンがあなたの元を訪ねて来ました。

差し出された名刺に聞いたことある会社名と全然知らない会社名では、どちらなら話を聞いても良いかなと思いますか?

名前も知らない会社では本当に大丈夫なのか?と一抹の不安が頭をよぎりませんか?

CMなどで名前を聞いたことあれば、知名度やブランド力に優れているため少なからず信頼を持つことができます。

営業マンとして、取引先への印象が悪くならないのは非常に恵まれたメリットになります。

組織やシステムがしっかりしている

人事評価

目標に対して達成できたのか、できなかったのか、できるようになるにはどうすれば良いか等を年に2回上司と面談します。

また、今の業務が自分に合わないや違う部署に行きたい等の希望があれば、面談時に希望を伝えることができます。

タイミングが良ければ、自分の希望に沿った異動や勤務地の変更も可能です。

社員教育

年次に合わせて社員が整備されており、自分のキャリアアップや能力に応じて様々な研修が用意されています。

例えば、英語能力の向上を目的に英会話教室へ会社負担で通うことができます。

その他にも社外セミナーも用意されており、多種多様な研修があります。

休みが取りやすい

残業時間は厳密に管理されており、1分単位残業申請できます。

また、年休消化にも積極的で上司より取るように言われたりもします。

そんな環境なので休むことに対して気負いすることなく、祝日に合わせて10連休取ることもできます。

大企業のデメリット

年配層が多い

待遇良いと人材の入れ替わりが少なく、入社より一筋で働いている人がたくさんいます。

長く働けることは良いことですが、管理職のポストの数が決まっていますので、役職の付かない人達も多く見受けられます。

今後、実力が重視される社会になる中、どうなってしまうのか?その時代が来る前に定年を迎えるのか?

仕事が飽和している

古からの業態は市場自体が成熟しており、中々新しい発想が出てこないのが現実です。

そんな状況では、仕事は前任の先輩社員から降りてくる仕事が大半です。

その中でも+α 何か新しい価値や仕事を作り上げても、やはり半分はこれまでと変わらない仕事ばかりです。

良くも悪くも、ヘマをせずこれまで通りやれば何も問題無いということ。

個人の実績が重視されない

個人成績が良くても部署の成績が良くなければ当たり前ですが、給料は下がっていきます。

(多少ボーナスに反映されていきますが、微々たるもんです)

歩合制でない場合、自分がどんなに頑張っても部署(チーム)の成果が優先されるため、誰かに足を引っ張られたり、自分が足を引っ張ってしまっていたりします。

若くしてお金をジャンジャン稼ぎたい人は、大企業でも歩合制もしくは個人実績が評価される中小企業に行けば、大企業に勤める同年代より稼げます。

最後に

私個人も漠然と大企業=良いものであると思っていました。

大企業に抱いていたイメージと実際に働いて見るとやはり良い面も悪い面もあり、ずっと居続ける人もいれば去っていく人もいます。

それは個人の判断なので、私は何も気にしません。

ただ、今回挙げたメリット・デメリットが皆さんの何かの参考に1ミリでもなればと思います。

ご拝読ありがとうございました。